大國魂神社の七不思議
これは、小学校の頃に学校で教えてもらったような記憶が少しありますが、なんせ、もう30年近く前ですから、記憶が不確か・・・
大國魂神社のHPには、詳しく掲載されてました。
最近では、パワースポットとしても人気の大國魂神社ですが、地元の人でも、府中では何故、門松をお正月に飾らないんだろうと不思議に思っている人も多いはず。
大國魂神社の七不思議を少し調べて見よう。
■御供田の苗
現在の東京競馬場の敷地内にかつて、神社の御供田があり、そこで "くらやみ祭" の翌日、5月6日にお田植え祭という神事が行われていました。
明治以降、この土地は大國魂神社の敷地の外ということで、大國魂神社の土地では無くなってしまいました。
この神事では裸の子供が田植えの終わった田で相撲をとるのが習わしでしたが、翌朝になると、相撲で荒らされた苗が不思議にも真っ直ぐに起き、また収穫時になると農民が持ち寄った各種の苗が、皆一斉に穂を出したと言う事です。
また、いろんな苗を各人が持ってきて田植えをしたはずなのに、この御供田からは一種類の稲しか育たなかったという伝説。
この相撲行事は、今も続けられている。
■樅の雫
拝殿前にある樅の木から絶えることなく雨のように雫が降ってくると言う伝説。
■大杉の根
参道の両側には数十本の杉は生えていたが、それが大きな大杉となっても、その根が、昔から参道に一本の姿も見せた事が無いという伝説。
杉の根は、大きくなると地上にタコのように盛り出してきますが、参道には出てこなかったようです。
■境内の鳥
昔は、大國魂神社の周りは田んぼ畑などの自然がいっぱいだったため、烏、鷲、鵜等の鳥類がたくさん生息していたようです。
現在の大國魂神社は沢山の鳩とカラスは見かけます。スズメも少なくなったかもしれません。
鳥類は、本殿などの社殿に決して糞などを落とす事がなかったと言われています。
■矢竹の根
これは源頼朝が挙兵の際、関東の兵士を神社の前に集めて先勝を祈願したときに奉納した矢竹が根付いたと言われる拝殿の前にある矢竹の事。
今日でも石囲いの外には竹の根が少しも出る事がないと言う伝説
■大銀杏の蜷貝(にながい)
本殿裏に樹齢およそ1000年と伝えられる銀杏の大木があります。
この大銀杏の根元には、蜷貝が生息していて、産婦の乳がでないときに、この蜷貝をせんじて飲むと乳の出が良くなると言われました。
蜷貝とは、カタツムリのような生き物だったのではないでしょうか?
最近は、手を合わせると産後の肥立ちがよくなると言われているため、出産祝いのお参りをしたお母さん・赤ちゃんが、境内裏の大銀杏に祈っている姿を見ることができる。
■境内に松の木なし
境内には松の木が一本もなく、しかも、新しく植えても松の木だけはすぐに枯れてしまい、育たないという伝説。
これは、神話として語り継がれている・・
大国様と八幡様が、散歩していて、日が暮れて暗くなってきたので、八幡様が宿を探してくると出かけた。しかし、八幡様はいつまで経っても大國様のもとには帰ってこず、待ちぼうけの大國さまは、「もう待つのは嫌だ」と言ったとのこと。
大國魂神社では「待つ」を「松」にたとえて、植物の松を嫌うようになったのだと言い、今でも境内には松の木は一本もなく、植えてもすぐに枯れてしまうと言われています。
府中では正月の門松にも松を使わない習慣が残っています。
��参考文献>
大國魂神社HP
http://www.ookunitamajinja.or.jp/mame��________
府中市を30倍楽しむ
http://fuchu001.web.fc2.com/��________